お知らせ一覧 – ページ 14 – 人形劇団プーク

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『わにがまちにやってきた』『りんごかもしれない』ゴールデンウイークの公演中止のお知らせ

プーク人形劇場にて上演を予定しておりました『わにがまちにやってきた』『りんごかもしれない』ですが、4都府県への緊急事態宣言を受けて、ゴールデンウイーク期間中4月29日(木)〜5月5日(水)の公演をやむなく中止することにいたしました。

公演を楽しみにしていてくださったみなさま、大変申し訳ありません。

5月15日、16日、29日の上演は予定通り行う予定です。
お申し込みいただいた方には、来週より日程のお振替、払い戻しのご連絡を差し上げます。

同作品の配信も検討中です。詳細が決まり次第ホームページにてお知らせいたします。

また、劇場で皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

2021年4月24日 人形劇団プーク 

保育教材実践講座

子どもと遊ぶためのちょっとしたテクニック、教えます!
体験しながら学べる実践講座。

【 日程と講座内容 】
①5月23日(日)10:30~15:30
明日からすぐ使える!手あそび・マジック(BUNちゃん)
集会などの始まりや、合間に役立つ楽しい手遊びと簡単マジックの数々です!読み聞かせやパフォーマンスの前の「ちょっとした時間」のお供を紹介。

②5月30日(日)10:30~15:30
つくって遊ぶ!人形劇(まっち)
子どもたちと人形劇ごっこをしてみませんか? 人形作って劇ごっこ。アイディア出しあって楽しみましょう!

③6月6日(日)10:30~15:30
体験!パネルシアターのたのしい演じ方(わけちゃん)
パネルシアターの作品はあるけど、どうやって演じたらいいの?と悩んでいるあなた!楽しい演じ方、きっと探せますよ!
持ち物:あなたの持っているパネルシアターの作品、何でもご持参ください!

④6月27日(日)10:30~15:30
知ってるつもり!?ペープサートの演じ方(わけちゃん)
ペラッペラの人形でも操作のコツがわかると楽しい!目からウロコのペープサート講座です!
持ち物:マジック8色以上

⑤7月25日(日)10:30~15:30
紙芝居の魅力的な演じ方(BUNちゃん)
見るのも楽しい紙芝居ですが、演じるともっと楽しいおもしろい!
持ち物:やりたい紙芝居がありましたらご持参ください

料金:各講座 ¥5,000-
定員:各講座 10名程度
会場:プーク人形劇場 5階
※途中、お昼休憩がございますので、軽食をご持参ください。

【お問い合わせ・ご予約】
プーク人形劇場 03-3379-0234/theatre@puk.jp

つくって楽しい、劇あそび!人形劇教室のお知らせ

人形劇教室は、劇場開設の翌年1972年より始まりました。
去年は開催を見送った教室ですが、今年は2つのコースを設定し、開催いたします!

人形つくり~作品発表を行う、3日間連続のワークショップ。
世界で一つだけの人形劇をつくろう!

【育成コース】
子どもたちの想像力は無限大!「演劇教育とモノの関係性」を追求するコースです。人形つくり~作品発表の講座を通して、「子どもとあそぶ」ファシリテートについて研究。体験コースで、学びを実践することもできます。子どもとの出会いも体験!

【日時】
①5月16日(日)11:00~17:00
 5月17・18日(月・火)18:00~21:00

②9月18・19日(土・日)13:00~17:00
 9月20日(月)17:00~21:00

【対象】演劇関係者・教育関係者
【料金】¥5,000-(3日間通し)
※育成コース参加者は、体験コースに無料参加が可能!
育成コースの学びを、講師の補助のもと、実際に子どもたちと出会って行うことができます。

【体験コース】
作って遊んで、あっという間に人形ができちゃうふしぎ!身近なモノを使って、参加者みんなで世界に一つの人形劇をつくります。最終日はプーク人形劇場の舞台で発表会!

【日時】
①7月26~28日(月~水)13:00~17:00

11月21日(日)13:00~17:00
 11月22日(月)17:00~21:00
 11月23日(火祝)13:00~17:00

※11月日程は下記に変更になりました。


②11月27・28日(土・日)13:00~17:00
 11月29日(月)16:00~20:00

【対象】小学生以上(大人もOK!)
【料金】中学生以下¥2,000-/高校生以上¥5,000-(各3日間通し)
※最終日はプーク人形劇場で発表会!親御さん・お友達など…どなたでも観劇可能です。詳しくはお問い合わせください。

【お申込み・お問い合わせ】
プーク人形劇場
TEL:03-3379-0234 E-mail:theatre@puk.jp
担当:渡辺・石田

皆さまのご参加、お待ちしてます!

「友の会のつどい」のお知らせ

みなさんこんにちは!

新年度が始まりあっという間に4月も半ば、いかがお過ごしでしょうか?
プーク友の会も新たな係メンバーを加え、今年度の活動がスタートしました。

そして、久しぶりに劇場での「友の会のつどい」を行ないます!

「わにがまちにやってきた・りんごかもしれない」公演
5月16日(日)10:30の回 終演後
場所:プーク人形劇場
※こちらは「友の会会員」のみ、ご参加可能です。当日入会の方も参加OK!ご希望の方は、予約時にお問い合わせください。

公演情報はこちらです⇒https://puk.jp/repertory/waniringo/

公演を観てくださった方はもちろん、つどいのみのご参加もOKです。

コロナ禍の影響で昨年の春以降行われていなかった「プーク友の会のつどい」・・・友の会係の会議でも何度も話し合い、1月には新たな試み「オンラインつどい」も行いました。

でも、やはり生の舞台のあとに友の会会員の皆さんと直接お話ししたい!舞台裏や人形の秘密をお見せしたい!ということで感染対策を万全に行ない、今回久しぶりにつどいを実施することにしました。

舞台に上がったり、人形を触るなどの密になるような状況は避け、質問コーナーを多めにするなど、 新しいスタイルでのつどいになるかもしれませんが、会員の皆さんに安全に楽しく過ごしてもらえるように準備をしていきます。

※2018年6月のつどいの様子。

また、友の会会員の方には「こどもの日」特典もございます。
詳細は4月20日頃到着予定の「友の会だより4月号」をごらんください。
劇場でお会いできるのをたのしみにしていますね^^。

※新型コロナウイルスの感染状況により、開催を中止・または開催方法を変更する可能性がございます。あらかじめご了承ください。

プーク人形劇場誕生50周年シリーズ③

今年の11月に劇場誕生50周年を迎えるプーク人形劇場ですが、建物以外にも当時と変わらぬ姿で残されているものがたくさんあります。今回はそのうちの一つである舞台緞帳について、本日発行の「みんなとプーク」第275号より『プーク見聞録』の記事からご紹介いたします。

 “プーク人形劇場は1971年の誕生から今年で50周年を迎えます。人形劇の専門劇場として建設された劇場は国内外から招致された人形劇団の上演のみならず、人間による芝居を行う劇団やパフォーマー、ミュージシャンなどジャンルや手法を問わず、数限ない人達による芸術表現を行う場として賑わって来ました。

 また、そんな彼らの表現の始まりと終わりを告げる緞帳は、劇場と同様に50年間変わることなく、その役目を果たし続けて来ました。今回は、その緞帳について少しお話を致しましょう。

緞帳とアップリケ座布団のベンチ式客席(当時)

 この緞帳に描かれた絵をご覧になって、まず目につくのは藁で編まれた人形ではないでしょうか。また、藁の人形と見て始めに想像されるものは、丑の刻参りなどで用いられる呪術の人形かと思いますが、或いは神を宿らせて遊ばせる形代ではないかとも私は思います。

 そこで、劇団の諸先輩方に人形の正体を伺ったところ、これは田遊びをしている「よなぼ」という名の人形であるとのことです。田遊びとは日本の民俗にある古い慣習の一つで、年の初めに豊作を祈願して行われる行事です。また「よなぼ」は稲の子どもを意味した人形であると言います。緞帳にそれが描かれたのには、長く劇団の代表を務めた川尻泰司の並々ならぬ熱い想いが関係しています。

 劇団のレパートリーに『人形日本風土記』というものがあります。これは川尻泰司が構想から9年の歳月を掛けて、日本の民俗を全国に取材し書き上げた日本の人形の風土記を扱った芝居なのですが、その冒頭に「よなぼ」を踊らせて田遊びを表現した場面があります。

 この脚本を執筆した当時、氏は『人形日本風土記』を、19世紀のチェコに生きた作曲家ベドルジハ・スメタナの組曲『祖国』にも劣らぬ作品に仕上げたいと考え、その挑戦に付随する葛藤を脚本の前書きに記していますので、ここに引用してみましょう。

「私の心の中ではスメタナの『祖国 』にまけないものをつくり上げたいのだ。だがそれは今日は無理である。私にはそれだけの力がない。だがやがてこの作品を更に高める努力を続けることで、やがてはスメタナがその組曲で音楽によって祖国を歌ったものに負けない作品だ。人形によって日本の国土の姿と民族の心を描き語り歌う組劇に作り上げていく事ができると考えている。このたびの舞台はその第一歩なのである。」(一九六九年『人形日本風土記』台本より)

1969年『人形日本風土記』舞台より「田遊び」
1969年『人形日本風土記』舞台より「ちんさぐの花」
1969年『人形日本風土記』舞台より「山嶽の怪」
1969年『人形日本風土記』舞台より「流し雛」
1969年『人形日本風土記』舞台より「六地蔵」

 人形芝居によって日本の国土や民族の心を描き出そうと考えた氏が、緞帳に日本の伝統風景を描いた動機はやはり同じところにあるのでしょう。劇場が誕生した1971年当時は、日本国内が大きく変わっていった時代です。その変化を肌や心で敏感に感じとった氏が、失われていく日本の景色や精神を芝居や緞帳に残そうとしたのかも知れません。

 当時から50年を経て私の目に写るそれは、私たち日本人の帰るべき故郷の原風景にも見えます。昨今、インターネットやSNSなどの普及によって、私たちは容易にコミュニケートす ることが可能となっていますが、もしも私たちが再び共通の環境に立ち帰り、心を自然に返すことが出来れば、そのようなものは必要ではなくなるのかも知れません。

 きっと、現代の私たちに本当に必要なのは使い捨てにされる言葉ではなく、そこにあり続ける詩なのでしょう。この緞帳に描かれた風景にはそんな日本の国土に宿っている詩を私は感じるのであります。(文/池田日明) ”

1971年の年賀状
1980年『人形日本風土記』舞台より
劇場入口の看板にも、藁人形たちがいつでもご来場をお待ちしています

こちらの記事は「みんなとプーク」最新号でじっくりとお読みいただけます。劇団の情報満載の季刊誌、定期購読者も募集中です!

「みんなとプーク」最新号