2021年4月 – ページ 4 – 人形劇団プーク

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2021年4月 記事一覧

プーク人形劇場での感染症対策について 2021年5月更新

いつもプークを応援していただき、ありがとうございます。

イベントでの人数制限の緩和を受け、プーク人形劇場での4月からの公演は、以前の53人定員(座席106に対し)から、70人定員に変更いたします。
緊急事態宣言を受け、会場の収容人数は定員の50%(106人の50%の、53人です。)におさえて開催いたします。

引き続き、安心してご観劇いただくために「劇場、音楽堂における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン 」にのっとり、感染症対策を万全にしております。

《劇場の換気について》

プーク人形劇場では建築基準法による「排・吸気」を行っています。上演中も換気機械を作動させます。さらに、開場時間・休憩時間中は非常口の扉を開けて換気につとめます。

《除菌について》

洗面所の固形石鹸を、除菌の出来るポンプタイプに変更しました。
消毒液を受付、洗面所、赤ちゃんベッドに設置します。
不特定多数の方が触れる部分はアルコールシートで清拭します。

《当日の座席について》

座席106席中、最前列を取り外し、お客様の人数を定員の50%に制限いたします。お客様の中には小さいお子さんも多いので、座席は基本的にご家族単位とします。また、座席にはアクリル板を設置し、飛沫感染を防ぎます。

《出演者・スタッフについて》

出演者・スタッフは毎日検温し、体調管理につとめます。
当日、制作スタッフはマスクを着用します。受付にはアクリル板を設置し、飛沫感染を防ぎます。

《いらっしゃる方にお願い》

体調がすぐれない方は、ご来場をお見送りください。(入場をお断りする場合がございます。)
おとなの方はマスクの着用をお願いいたします。
マスクをお忘れの方には、当日受付でマスクを販売いたします。

《チケットの取り扱い・当日券について》

当日の受付の混雑を防ぐために、チケットの事前郵送、事前支払いを推奨します。定員を制限していますので、当日券がなく、お帰りいただく場合もございます。
事前にお電話にて混雑状況をお確かめください。

ご理解・ご協力のほど、何卒宜しくお願いいたします。

>>公演案内はこちら
みなさんに安心して、ご観劇いただけるように、引き続き対策を続けてまいります。季節の変わり目で、体調を崩されないようお気をつけください。ご来場お待ちしております。

人形劇団プーク


【参考資料】
劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
(公益社団法人全国公立文化施設協会作成)>>PDF

舞台芸術公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
(緊急事態舞台芸術ネットワーク作成)>>PDF

厚生労働省の電話相談窓口】 
フリーダイヤル:0120−565653 9:00〜21:00(土日も実施)

〜厚生労働省資料:首相官邸HPより〜
*一般的な感染症対策について >>PDF
*マスクについて >>PDF
*咳エチケットについて >>PDF
*新型コロナウィルスを防ぐには >>PDF

プーク人形劇場誕生50周年シリーズ②

劇場誕生50年を記念して、プークに残されている様々な歴史的資料をご紹介するコーナーです。第2回目は、劇場建設計画への意思表示が綴られた劇団発行の新聞「みんなとプーク」第19号(1967年8月20日発行)の記事からです。

1967年8月20日発行「みんなとプーク」第19号

 来る一九六九年はわたしたち人形劇団プークの劇団創立(一九二九年)からちようど四〇周年にあたります。わたしたちはこれを記念して、今日までプークが進めてきた仕事をさらに新しく発展させるために、都心、新宿に人形劇の専門劇場を建設することにいたしました。

 このことはわたしたちにとって長い間の願いでした。

 わたしたち三十年の歩みは、けっしてはなばなしいものではありませんが、プークは常に日本の人形劇をよりよく発展させ、日本中の子どもたちと大人のための現代人形劇を創りだすために努力してきました。

 けれど世界に誇るわが民族の豊かな人形劇の歴史を支え、今日から明日への人形劇を創造していく仕事は容易なことではありません。

 そのことは今日わが国にただ一つの人形劇場さえないことに、最もよく現れていると思います。

 世界各国の人形劇が行われている国々―チェコスロヴァキア、ソヴィエト、ポーランドなど東欧諸国、イギリス、イタリー、オーストリア等西欧各国、アラブ連合、中国等々―それぞれに人形劇場を持っている。

 日本にそれがないのはまことに残念です。

 舞台芸術を創りだしていく仕事のいしずえとしての劇場がもつ意義は、小山内薫、土方与志両先生によって建てられた築地小劇場の歴史が何よりもよくそれを教えてくれます。

 プークがこのたび立てる人形劇場は、一〇〇人から一二〇人の客席をもつ可愛らしい劇場です。けれどその舞台はどんな人形劇も上演することができる総合的舞台機構をもつ人形劇の専門劇場です。

 しかもこの人形劇場は東京の中心新宿駅より徒歩五分のところに建てられ皆さんとみなさんの子どもさんにとって、いつでも人形劇を見られるかつてなかった楽しい文化の宮殿となるでしょう。そしてそれはわたしたちの新しい創造の実験室であり、劇団の多様な活動の堅固な根拠地になるでしょう。

 一九六七年は日本の人形劇運動の歴史にとって大きな意義のある年です。二月には桐竹紋十郎氏を会長にして専門人形劇人数十名が集まって「人形劇人協会」が誕生しました。五月には第二回全国人形劇人会議が東京で全国より数百名の人形劇の仲間が集まって盛大に開かれました。このときにわたしたちが今度の計画を決めたことは、また意味あることと思います。この劇場は日本の人形劇運動にたづさわっている全国の多くの人形劇の仲間たちに広く利用してもらえる人形劇の家になるでしょう。

 わたしたちは、戦後劇団の再建にあたって、第一次・プーク建設計画により、現在地に劇団の建物をつくりました。

 このたびの第二次、プーク建設三ヵ年計画は、本年より劇団創立満四〇年目にあたる一九六九年十二月までの三年間でこの事業をなす考へでおります。

 わたしたちはこの事業がどんなに困難なものであるかをよく知っております。けれどそれは人形劇を愛し、プークを支持してくださる皆さんの力と、私たちプークの力を合わせるなら、それは必ずできるものだということをさらに強く確認いたします。

 この劇場はまた劇団創立者川尻東次をはじめ、永い苦しいプークの歩みの中で尊い生涯をかけてその歴史を築いた多くの誇るべき先輩と協力者たちの記念碑でもあるのです。

 このたび幸にもわが国の演劇界の権威者であり、プークのよき理解者である河竹繁俊先生が、わたしたちの計画の顧問となってくださいました。

 わたしたちは河竹先生をわたしたちの事業の歴史的社会的保証人として、人形劇団プークの劇団員一人一人は、すべての力を出しきってでも、必ずこの計画をなしとげることを、謹んで皆様の前にお約束するとともに、われわれのこの計画に対し、皆様の暖い御理解と御協力添えを心からお願い申し上げる次第です。

  人形劇を愛しプークを支持して下さる皆さんへ!
  昼はこどもが――夜はおとなが――
  いつでも人形劇を見られるために!

 劇団創立四〇周年を記念して六七年から六九年までの三ヵ年計画で、東京新宿に人形劇の専門劇場をつくる、プークの事業に御理解と御協力を!


↑プーク人形劇場建設発足記念集会で掲げられたスローガン

日本で初めての人形劇専門劇場を建設しようという計画が、最初に持ち上がったのは1949年のことでした。本来は国や行政が行う一大事業、夢のまた夢で一度は潰えてしまいますが、その後も熱い思いを抱き続け、1967年ついにその大きな一歩が踏み出されます。7月26日赤坂都民センターにて、劇場建設に向けての説明会が一般公開されました。

↑当時の劇団代表・川尻泰司の挨拶に耳を傾ける全国からの賛同者やテレビ局新聞各社の皆さん
↑俳優座劇場建設のご苦労を経験された千田是也さんのスピーチも

こうして劇場建設という大きな夢へと向かって、少しずつ前進していく劇団員たちですが、目標であった1969年に完成することはなく、目の前にはいくつもの壁が立ちはだかっていたのです。そのお話はまたいずれすることにいたしましょう。